大きくてふっくらしていて柔らかそうで…女性の象徴とも言われる美しいバストは多くの女性の憧れでもあり、また、コンプレックスの原因でもあります。身長や体重、顔や性格が人それぞれ異なっているように胸の大きさにも個人差があり、大きい人がいれば普通くらいの人も、小さな人もいます。バストサイズも個性と言えば個性ですが、でもどうしても「もうちょっと大きかったらなあ…」そんな風に思ってしまうのは無理もないことですよね。
バストアップには様々な方法が存在しています。胸の大きさにコンプレックスを感じた事があるという人はきっと一度はバストアップ方法を試してみたことがあるのではないでしょうか。
また、バストは大きさだけでなく形も非常に重要です。どんなに大きくても、形が崩れてしまっていたら美しいバストとは言えませんよね。しかしながら、年を取るにつれてどんどんバストは垂れていってしまうことは避けられません。加齢によってコラーゲンが失われ、クーパー靭帯が伸びてしまうからです。
つまり、バストアップというのはバストサイズにコンプレックスを抱えているという女性だけじゃなく、美しいバストの形を保ちたいと願う全ての女性にとって非常に重要なものなのです。
そこで、今回はそんなバストアップと姿勢についてご紹介していきたいと思います。悪い姿勢は一体バストにどんな悪影響を及ぼしてしまうのか、バストアップのための正しい姿勢とはどんなものなのかということについてご紹介していきます。バストアップについて気になるという人は是非参考にしてみてくださいね。
姿勢が悪いとバストにどんな悪影響がある?
バストアップというと、バストアップマッサージやバストアップエクササイズ、バストアップのための食べ物やサプリメント、育乳ブラ、ナイトブラ、バストアップエステサロンなど様々な方法が思い浮かびますよね。
しかし、それ以前に大切なのが「姿勢」です。子供の時、よく猫背になっていたり姿勢が悪くなっていると先生や保護者の方に怒られたりしましたよね。実際、姿勢が身体に与える悪影響は非常に大きいものなのです。
猫背になると不健康になると言われていますが、更に太る原因にもなります。猫背にになると首周りや脇の下のリンパの流れが悪くなってしまい、本来排出されるはずの老廃物がいつまで経っても排出されず、代謝が悪くなってしまいます。そして代謝が悪くなるとエネルギー代謝も落ちてしまうため、脂肪が身体に蓄積されてしまうことになるのです。また、リンパ節が集中している脇の下のリンパの流れが滞ると全身のリンパの流れも悪くなってしまうため、むくんだり、冷えたりと様々な悪影響を及ぼします。
更に、猫背になると全体のスタイルも崩れてしまいます。正しい姿勢でいるよりも、猫背でいると楽ですよね。だからこそついつい姿勢が悪くなってしまう訳ですが、楽をしてずっと猫背でいると筋肉が使われず、お腹、背中、お尻周辺の筋肉が緩んできてしまいます。筋肉が緩み、猫背になって体全体が前のめりな状態になると、バストトップが下がったり、お尻が垂れてしまったり、二の腕がたるんだり、下腹部がぽっこり出たりしてしまうのです。
こんな風に、ダイエットや美容、体全体のプロポーションにも大きな悪影響を与えている悪い姿勢ですが、更にバストにも悪影響を与えてしまうということがわかっています。ここからはそんな、悪い姿勢がバストに与える悪影響についてご紹介していきたいと思います。
悪影響その1「血行が悪くなる」
姿勢が悪いとどんなことが起こるのかというと、血行が悪くなります。内臓や血管も圧迫されてしまうため、体全体の血の巡りが悪くなってしまうということが起こるのです。
血液は身体の老廃物を排出するという役割もありますが、この他にも血管を通して栄養や酸素を体全体に運ぶという役割を持っているのです。血行が悪くなってしまうと、本来供給されるはずの栄養や酸素がバストに成長に行き届かなくなってしまい、正しい成長が促されなくなってしまうのです。
悪影響その2「バストが垂れやすくなる」
猫背になると筋肉も衰えてしまうと上記でご紹介しましたが、バストの土台となっているのは大胸筋や小胸筋という筋肉です。猫背になるとこれらの筋肉が使われなくなってしまうため、どんどん衰えていくばかりになってしまいます。そうなると、脂肪や皮膚を支えることが出来なくなってしまい、バストが垂れ下がってしまうことになるのです。
猫背になると衰えるのは、もちろん大胸筋や小胸筋などバストの土台になっている筋肉だけではありません。お腹や背中の筋肉も同じように衰えてしまうため、その結果アンダーバストにお肉がつきやすくなり、バストサイズが下がってしまう可能性も考えられます。
悪影響その3「巻き込み肩」
デスクワークの仕事をしているじという女性の場合、長時間パソコンなどと向き合っていることになるため、どうしても肩が内側に入ってしまいやすくなります。この、肩が内側に入ってしまった状態のことを「巻き込み肩」と言いますが、巻き込み肩になると背中の筋肉が凝り固まり、縮まってしまいます。筋肉が縮んだ状態になると血行が悪くなり、代謝が下がってしまうためその結果脂肪がつき、バストがたるんでしまう原因となるのです。
バストアップのための正しい姿勢を作る方法
以上のように、悪い姿勢というのはバストアップにも美容にもダイエットにも健康にも…悪いことだらけでいいことなんて一つもないんです。美しくボリューム感のあるバストを作るためにも、悪い姿勢を改善して正しい姿勢を作るようにしましょう。
正しい姿勢を作る方法その1「正しい姿勢を学ぶ」
バストアップのための正しい姿勢を作るなら、まずは正しい姿勢についてしっかりと学ぶことが大切です。では、正しい姿勢とは一体どのような姿勢のことを指すのでしょうか?自分の姿勢がどのようになっているのか、下記の方法でチェックしてみましょう。
- 壁際に立ち、頭、背中、かかとをつけましょう。
- その状態のまま、耳、肩、骨盤、膝が縦一直線上にあることを意識してください。
- 壁と腰の間に、手のひらが入るほどの隙間があるかどうか、チェックしてみてください。
- 隙間があれば問題ありませんが、隙間がなく腰がぴったり壁にくっついてしまっている場合は猫背になってしまっている可能性が高いです。
- 隙間がなく猫背だと思われる場合は骨盤を立て、背骨のカーブをつくりましょう。
- この時、反り腰になってしまうと腰痛の原因となってしまうことがありますので、反らせすぎないようにくれぐれも注意してください。
いかがでしたでしょうか?猫背ではなかったという人はこれからも良い姿勢を心がけるようにしましょう。もし猫背の可能性が高いという方も、上の手順を踏んで少しでも猫背を改善してみてくださいね。
ただ、酷い猫背の場合は自力では治すのは難しい場合もありますので整体など、専門家に相談してみるのもおすすめですよ。
正しい姿勢を作る方法その2「バストアップのための姿勢」
バストアップのために姿勢を意識してみましょう。まずは椅子に座り、背筋を張って、腹筋に力を入れます。次に、胸に力を入れて張るようにしてみましょう。こうやって胸に力を入れることで大胸筋や小胸筋の発達につながり、バストアップ効果を期待することが出来ますよ。
肩を張るのではなく、胸を張るということが大切です。また、気をつけてほしいのが胸を張るのと同時にお尻を突き出すような姿勢にならないこと。お腹と背中は一直線になることが重要なので、心がけるようにしてください。これを忘れてしまっておかしな姿勢のまま癖が付いてしまうと直すのが大変なので、くれぐれも注意してください。
正しい姿勢を作る方法その3「歩く時の姿勢」
悪い姿勢を正しい姿勢に改善するためには、歩く時もしっかり意識して動くということが非常に大切になってきます。モデルさんのようにいつも歩き方を意識するようにすると、正しい姿勢に徐々に改善していきますよ。
歩く時に意識したいのは、自分が頭上から吊るされているような感じで歩くということ。言うのは簡単ですが、実際にこの感覚で歩くのはなかなか難しいもの。実際に歩いて見るとその難しさを実感出来るはずです。まずは実際に外をこのように意識して歩く前に、自宅で鏡の前でこの頭上から吊るされた感じの自分の姿勢を見てみましょう。
そして感覚を掴むと、徐々に慣れてきて、スムーズに歩くことが出来るようになります。最初は身体が緊張してしまうかもしれませんが、徐々にこの緊張している感じを無くして意識しなくてもこの姿勢で歩くことができるようにしていきましょう。
正しい姿勢を作る方法その4「肩甲骨」
正しい姿勢というと背骨をイメージするかもしれませんが、正しい姿勢には肩甲骨も大切だということを覚えておきましょう。まずは試しに後ろに肩甲骨をぐぐーっと寄せてみましょう。一気に身体が引き締まるのを感じることが出来るはずです。
今のように極端に肩甲骨を寄せなくても、正しい姿勢のときには肩甲骨はきちんと寄っているものなのです。この肩甲骨が寄っている感覚を覚えておくことが大切ですよ。
この時に気をつけるべきなのは背骨を反らせたり、お尻を突き出すような姿勢にならないことです。お腹にしっかり力を入れるのを忘れないようにしましょう。
まとめ
バストアップと姿勢の関係についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?実は姿勢はバストアップにとても重要な要素だったんです。
また、上でもご紹介したように姿勢というのはバストアップだけではなく、下腹ぽっこりの原因になったり、プロポーションが崩れてしまったり、太ったりと様々な悪影響があります。この機会に正しい姿勢を身に付けて美しいバスト、美しいプロポーションをゲットしましょう!